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sour grapesの意味・覚え方・発音

sour grapes

【名】 妬み

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/sɑːr ɡreɪps/

sour grapesの意味・説明

sour grapesという単語は「ひがみ」や「妬み」を意味します。この表現は、欲しいものを手に入れられなかったときに、その物事や状況を軽視したり悪く言ったりする心理を指します。このフレーズの由来は、イソップ童話の「酸っぱいブドウ」にあります。物語の中で、あるキツネが高い木にぶら下がったブドウを手に入れられず、「あれは酸っぱいからいらない」と言うことで、自分の失望を誤魔化そうとします。このことから、「sour grapes」という表現が生まれました。

sour grapesは一般的にはネガティブな意味合いで使われます。他人が成功したり、手に入れたりしているものを軽視する態度を示します。この表現は、人々が自分の欲求を正当化しようとする際によく見られる心理的な反応を表しています。例えば、誰かが素晴らしい新車を手に入れたときに、その車について批判的なことを言う場合、裏にはその車を持てないことへの嫉妬やひがみが隠れていることが多いです。

日常会話や文章の中で、sour grapesはしばしば感情や人間関係の複雑さを表現する際に使われます。この言葉を用いることで、誰かの意見や態度が本心からではなく、他者に対する嫉妬や劣等感から来ていることを示すのに役立ちます。したがって、sour grapesは、自己防衛や自己正当化の手段として使われることが多い言葉とも言えます。

sour grapesの基本例文

Don't let your disappointments turn into sour grapes.
失望を妬みに変えないで。
She criticized his achievements as sour grapes because she couldn't do better.
彼女は彼の業績を妬みとして批判した。彼女はそれ以上のことができなかったから。
Instead of feeling bitter about the situation, she chose not to indulge in sour grapes.
状況について不快な気持ちになる代わりに、彼女は妬みにふけることを選ばなかった。

sour grapesの覚え方:語源

sour grapesの語源は、イソップ寓話に由来しています。この寓話では、ある狐が高い木の上に実るブドウを見つけますが、手が届かずに取ることができません。狐はその後、ブドウが酸っぱいと自分に言い聞かせ、実際には食べたいと思っていたにもかかわらず、無理に自分を納得させるというストーリーです。このように、自分が得られないものを過小評価し、自分を慰めることを「sour grapes」と表現します。この表現は、欲しいものを手に入れられなかったときに、その価値を低く見積もって自分を守る心理的な防衛機制を示しています。英語の「sour」は「酸っぱい」という意味で、「grapes」は「ブドウ」を指します。この表現は、欲望と失望に関する深い人間の感情を象徴するものとして使われています。

sour grapesの類語・関連語

  • disappointmentという単語は、期待していたことが実現しない場合の失望感を表します。sour grapesも似た意味ですが、他人を攻撃する要素が強いです。例:His disappointment was clear. 彼の失望感は明らかだった。
  • envyという単語は、他人の成功や持っているものに対する妬みを指します。sour grapesは、手に入らないものを否定的に言うことで感情をコントロールする意味があります。例:She felt envy for her friend's promotion. 彼女は友達の昇進に嫉妬を感じた。
  • resentmentという単語は、特定の人や状況に対する恨みや不満を表します。sour grapesは、手に入らないものについての感情的な反応を含みますが、直接的な恨みではありません。例:He harbored resentment towards his colleague. 彼は同僚に対して恨みを抱いていた。
  • frustrationという単語は、思い通りにいかないことへの苛立ちを指します。sour grapesは、思い通りにいかない結果を受け入れるのが難しい時に使われますが、感情をコントロールするニュアンスがあります。例:Her frustration was evident during the meeting. 彼女の苛立ちは会議中に明らかだった。
  • bitternessという単語は、過去の出来事や状況から生まれる否定的な感情を表現します。sour grapesも似た意味を持つが、自分が手に入れられなかったものについての感情に特化しています。例:His bitterness about the situation was palpable. 彼のその状況に対する苦々しさは伝わってきた。


sour grapesの類語・関連語の詳細解説

類語・関連語 1 : disappointment

単語disappointmentは「失望」や「がっかり」という意味を持ち、期待していたことが実現しなかったときに感じる感情を表します。何かを望んでいたのに、その結果が期待を裏切るときに使われる言葉です。日常生活の中でよく使われ、感情を伝える場面で重要です。
一方、単語sour grapesは、実現できなかった望みや欲望を軽視することで心の平穏を保とうとする態度を指します。これは、特定の目標を達成できなかったときに、その目標をそもそも重要ではないと自分に言い聞かせる心理的な防衛機能です。例えば、試験に落ちた学生が「どうせその学校は大したことない」と言うのはsour grapesの例です。つまり、両者は失望感を表現する点では共通していますが、disappointmentは純粋な感情の反応であるのに対し、sour grapesは自己防衛的な態度を含んでいます。ネイティブスピーカーは、これらの言葉の使い方において微妙な違いを理解しており、状況に応じて適切な語を選びます。
I felt a deep sense of disappointment when I didn't get the job I applied for.
応募した仕事に受からなかったとき、私は深い失望を感じた。
After losing the game, he just shrugged it off as sour grapes.
試合に負けた後、彼はそれをどうせ大したことないと軽く考えた。
この場合、両者の言葉は異なる文脈で使用されています。disappointmentは具体的な失望感を表し、実際の出来事に基づく感情です。一方でsour grapesは、失敗を受け入れられずに自己防衛的に反応している様子を示しています。

類語・関連語 2 : envy

envy」は、他者の持っているものや特性に対する羨望や嫉妬の感情を表します。具体的には、他人の成功や幸せ、財産などに対して感じる不満や妬みのことを指します。この言葉は、もっと良いものを欲しいという欲望から生じる感情を強調します。
一方で、sour grapesは、手に入らないものに対して「それはどうでもいい」と自分を納得させる心理を指します。たとえば、誰かが高価な車を買ったことに対して「その車は別に欲しくない」と言うのが典型的な例です。つまり、envyは他人の所有物への羨望を示し、sour grapesは自分が手に入れられなかったものに対する心の防衛メカニズムです。このため、envyは積極的な感情、sour grapesは消極的な感情を反映していると言えます。ネイティブは、これらの表現を場面に応じて使い分けます。たとえば、友人が成功したときに羨ましいと感じるのはenvy、手が届かない目標に対して「まあ、どうでもいい」と思うのはsour grapesです。
I feel a bit of envy when I see my friend driving a new car.
友達が新しい車を運転しているのを見ると、少し羨ましい気持ちになります。
I respond with sour grapes when I can't afford the latest gadgets.
最新のガジェットを買えないときは、「どうせ必要ない」と自分を納得させます。
この場合、両方の表現は異なる感情を表しますが、文脈によっては同じ状況を表すことができます。envyは他人の成功に対する羨望を示し、sour grapesは手に入らないものに対する心の防衛的な反応を示します。
She felt a surge of envy when she heard about her colleague's promotion.
彼女は同僚の昇進の話を聞いたとき、羨望の念が湧き上がりました。

類語・関連語 3 : resentment

resentment」は、他者の行動や状況に対する不満や恨みを指します。これは、何かを得られなかったり、望んでいたものが手に入らなかったときに感じる感情です。そのため、他者に対する嫉妬や敵意を伴うことが多いです。
一方で「sour grapes」は、手に入らなかったものに対して「どうでもいい」と思うことで、自分を慰める心理を表します。ネイティブスピーカーは、resentmentを使うときは、他者に対する強い感情や反発心が前面に出るのに対し、sour grapesを使用する際には、自分が望んでいたものを手に入れられなかったことへの軽い皮肉や自嘲的な感情が強調されることが多いです。つまり、resentmentはより深刻で持続的な感情、sour grapesは一時的な気持ちを表すことが多いという違いがあります。
She felt a sense of resentment when she saw her friend succeed while she struggled.
彼女は、友人が成功しているのを見て、自分が苦労していることに対して不満を感じた。
After missing the concert ticket, she just told herself it was sour grapes to care about it.
コンサートのチケットを逃した後、彼女はそれを気にするのはどうでもいいことだと思った。
この文脈では、resentmentsour grapesは異なるニュアンスを持ちます。前者は友人の成功への不満を示し、後者はチケットを逃したことに対する自分の気持ちを軽視しています。したがって、置換可能とは言えません。
His resentment towards his coworker grew when he received the promotion instead of him.
彼は昇進を他の同僚が得たことに対して、不満が募った。

類語・関連語 4 : frustration

frustration」は、期待や望みが実現しないことによって生じる感情を指します。何かを達成できなかったり、思い通りに物事が進まなかった時に感じる失望感や苛立ちを表します。この言葉は、特に自分の努力が無駄になったと感じる時に使われることが多いです。
sour grapes」は、手に入れたいものが得られなかった場合に、その価値を過小評価することで自分を慰める心理を示す表現です。つまり、最初は欲しかったものが手に入らないと分かると、それを「どうでもいい」と思うことで自分の気持ちを落ち着ける行動です。ネイティブスピーカーは、この表現を使う時、特に嫉妬や自己防衛の感情が絡んでいることを意識しています。「frustration」は失望感や苛立ちを表すのに対し、「sour grapes」はその失望を隠すための心理的な防衛メカニズムを示すため、ニュアンスが異なります。
I felt a lot of frustration when I couldn't get the job I wanted.
自分が望んでいた仕事が得られなかった時、私はたくさんのフラストレーションを感じました。
When I didn't get the job I wanted, I just told myself it was sour grapes.
望んでいた仕事が得られなかった時、私はそれをどうでもいいと言い聞かせました。
この例文では、両方の表現が異なる心理状態を示しています。「frustration」は、実際に仕事を得られなかったことに対する直接的な失望を表し、一方で「sour grapes」は、その失望を和らげるための自己防衛的な反応を示しています。

類語・関連語 5 : bitterness

bitterness」は、一般的に心の中に抱く苦い感情や不満を指します。失望や悲しみなど、否定的な感情が強調されることが多いです。特に、何かを失ったときや期待が裏切られたときに感じる感情が「bitterness」として表現されます。
一方で、「sour grapes」は、手に入れられないものを軽視することで自分を慰める態度を指します。この表現は、特に自分が望んでいたものを手に入れられなかったときに使われ、「それはどうでもいい」と言うことで自分の気持ちを誤魔化す様子を示します。ネイティブスピーカーは、「bitterness」がより深い感情を表すのに対し、「sour grapes」は特定の状況に対する反応や態度を指すことを理解しています。つまり、「bitterness」は心の痛みを表現するのに対し、「sour grapes」は状況を軽視することで自分を守る行動を示します。
She felt a deep sense of bitterness after losing the competition.
彼女は競技に負けた後、深い苦い感情を抱いていた。
After not being chosen for the team, he made some comments that seemed like sour grapes.
チームに選ばれなかった後、彼はいくつかのそれはどうでもいいというコメントをした。
この場合、両方の文は自然であり、使用される単語によって感情の強さや態度が異なります。「bitterness」は深い失望感を強調しているのに対し、「sour grapes」はその状況に対する軽い反応を示しています。


sour grapesの覚え方:関連語

Powered by WordNet / 本サイトでは米国プリンストン大学の語彙データベース WordNet を活用しています。

sour grapesの会話例

sour grapesの日常会話例

「sour grapes」は、他人の成功や手に入らなかったものに対して、あたかもそれを軽視するような発言を指す表現です。この表現は、誰かが自分にとって手に入らなかったものを「どうせそれは大したことない」と言うことで、自分の気持ちを納得させようとする様子を表します。日常会話では、友人同士の軽い愚痴や批判に使われることがあります。

  1. 他人の成功を軽視する発言

意味1: 他人の成功を軽視する発言

この会話では、友人が他の友人の成功を聞いて、素直に喜べずに「sour grapes」の感情を抱いている様子が描かれています。成功を祝うのではなく、あえて否定的なコメントをすることで、自分の気持ちを和らげようとしています。

【Exapmle 1】
A: Did you hear that Sarah got a promotion?
あのサラが昇進したって聞いた?
B: Yeah, but I heard she only got it because she knows the boss.
そうだけど、彼女は上司と仲がいいから昇進したんだって聞いたよ。

【Exapmle 2】

A: I can't believe he bought that new car!
彼があの新車を買ったなんて信じられない!
B: It’s probably just a loan. Not that impressive.
多分、ローンで買っただけだよ。あんまりすごくないね。

【Exapmle 3】

A: I heard Mike is going on a trip to Europe next month.
マイクが来月ヨーロッパ旅行に行くって聞いたよ。
B: Sure, but he probably just wants to show off.
そうだけど、彼はただ自慢したいだけなんじゃない?

sour grapesのビジネス会話例

「sour grapes」は、ビジネスの文脈で使われる際に、主に他者の成功を妬んだり、批判したりする状況で用いられます。この表現は、特に自分が望んでいたものを得られなかったときに、その結果を軽視するような態度を示すために使われます。ビジネスシーンでは、競合他社の成功や上司の評価を妬む際に使われることがあります。

  1. 他者の成功を妬む態度
  2. 自分の失敗を隠すための批判

意味1: 他者の成功を妬む態度

この会話は、同僚の成功を妬む気持ちから出た言葉を示しています。AはBの昇進を妬み、その結果を軽視するために「sour grapes」という表現を使っています。

【Exapmle 1】
A: I can't believe B got promoted. It's just sour grapes anyway; I didn't want that job.
A: Bが昇進したなんて信じられないよ。どうせそれは妬みに過ぎないし、私はその仕事が欲しかったわけじゃないからね。
B: Come on, A. You know B worked really hard for it.
B: そんなこと言わないで、A。Bは本当に努力して昇進したことを知っているでしょ。

【Exapmle 2】

A: Every time I hear about their new product launch, it just sounds like sour grapes to me.
A: 彼らの新製品の発表を聞くたびに、どうしても妬みを感じてしまうよ。
B: I think it's more about your own frustration than anything else.
B: それは他でもなく、あなた自身のフラストレーションの表れだと思うよ。

【Exapmle 3】

A: Why are you criticizing their strategy? Sounds like sour grapes to me.
A: なんで彼らの戦略を批判してるの?それは妬みに聞こえるよ。
B: Well, I just think it's not going to work in the long run.
B: まあ、長期的にはうまくいかないと思うだけなんだ。

意味2: 自分の失敗を隠すための批判

この会話では、自分がうまくいかなかったプロジェクトに対して、他者の成功を非難することで自分の失敗を隠そうとしているAの姿勢が表れています。「sour grapes」はこの非難が自己防衛の一環であることを示しています。

【Exapmle 1】
A: Their last quarter results were inflated; it's just sour grapes because they didn't have real competition.
A: 彼らの先月の業績は誇張されているよ。どうせ妬みに過ぎないんだ、本当の競争相手がいなかったからね。
B: That's a bit harsh, don't you think?
B: それはちょっと厳しくないかな?

【Exapmle 2】

A: I think their marketing campaign is overrated. It's just sour grapes from those who couldn't keep up.
A: 彼らのマーケティングキャンペーンは過大評価されていると思う。どうせ妬みを言っているのは、ついていけなかった人たちだし。
B: Or maybe it's actually quite effective, and you're just missing the point.
B: それとも、実際にはかなり効果的で、あなたがポイントを見逃しているだけかもしれないよ。

【Exapmle 3】

A: I really think their success is just a fluke; it's sour grapes talking.
A: 彼らの成功はただの偶然だと思う。本当に妬みが言わせているんだ。
B: Maybe you should focus on improving your own performance instead.
B: それよりも、自分のパフォーマンスを向上させることに集中した方がいいんじゃない?