ism
主義

existentialismの覚え方:語源

existentialismの語源は、ラテン語の「existere」に由来しています。この言葉は「存在する」や「現れる」という意味を持っており、「ex」は「外に」の意味、そして「sistere」は「立つ」という意味があります。この二つの要素が組み合わさって、物事が存在すること、あるいは実際の状態として現れることを示しています。 近代に入ると、フリードリヒ・ニーチェやジャン=ポール・サルトルなどの思想家によって、existentialism(実存主義)が発展しました。この哲学は、人間の存在、自由、選択、そして個人の責任に焦点を当てます。特に、彼らは人間が自らの存在を意識し、その中で意味を見出すことが重要だと主張しました。存在に関する深い問いを探求するその姿勢は、20世紀の哲学に大きな影響を与えました。

語源 ex
語源 e
外に、 外で
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語源 sta
語源 sti
立つ
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語源 ism
主義
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existentialismの類語と使い分け

  • absurdismという単語は、人生や存在の意味を探求することが無意味だとする哲学的立場を示す用語です。実存主義と似ていますが、absurdismは特に人生の無意味さを強調します。例えば、「Life is absurd.(人生は不条理だ)」という表現が使われます。
  • nihilismという単語は、人生に意味はないとの考え方を示します。実存主義が人生に意味を見出そうとするのに対し、nihilismはそもそも意味が存在しないと提起します。例えば、「Nothing matters.(何も重要ではない)」が一例です。
  • existential crisis
    existential crisisという単語は、自分の存在や人生の目的について深く悩む現象を指します。実存主義はこれらの疑問を受け入れる哲学ですが、crisisは混乱や苦痛を伴います。例えば、「I had an existential crisis.(私は実存的危機を経験した)」といった使い方をします。
  • phenomenologyという単語は、経験と意識の研究を中心にした哲学的アプローチです。実存主義が存在の意味に焦点を当てるのに対し、phenomenologyは主観的な経験を重視します。例えば、「Phenomenology studies perception.(現象学は知覚を研究します)」が例です。
  • humanismという単語は、人間の価値や尊厳を中心に据えた哲学的立場を表します。実存主義も人間の存在を重視しますが、humanismはよりポジティブな側面に焦点を当てています。例えば、「Humanism promotes human rights.(ヒューマニズムは人権を促進します)」が使われます。


英英和

  • (philosophy) a 20th-century philosophical movement chiefly in Europe; assumes that people are entirely free and thus responsible for what they make of themselves主にヨーロッパでの20世紀の哲学の運動実存哲学